銃乱射事件
昨日仕事をしていて、隣で同僚が悲しい声をあげたかと思ったら
「また、Mass shooting(銃乱射事件)が!今度は病院で!」と・・・
先日、テキサスの小学校で銃乱射事件で21人の尊い命が犠牲になってから
まだ10日ほどしかたってない中
昨日、オクラホマ州の病院で、4人の命が銃により絶たれた
このニュースの記事を読んでいると、涙が出てくる
患者さんを助けようと全力を尽くした医療者や
治りたいと闘っていた患者さんが付き添っていた奥さんを守ろうとして命を立った彼らを思うと胸がギュッーっと痛くなる
犯人は、背中の手術を受け、術後の痛みがひどいと手術した医師を責めたと
そして、銃を犯行の3時間ほど前に購入し
手術をした男性医師、一緒のクリニックで働いていた女性医師、そのクリニックの受付の女性、そして待合室にいた患者さん計4人が打たれて命を失った
CNNは、この銃の事件は『2022年、アメリカで233番目のmass shooting(銃乱射事件)』と
報道
この233は、今年だけの数・・・・・・
今年はまだ5ヶ月しか経ってない・・・・
本当にすごい数・・・
日本でも、今年、訪問ケアの医師が亡くなった家族に銃で打たれたという
とても悲しいニュースが報道されたが、
この国ではこの銃乱射事件が毎日何処かで起こっているという数
自分が働く病院でも一年に一回は、
銃など凶器を持った人が来たらどう対応するかを皆でレビューする
日本だと、一年に一回「地震が起こったら?!」というシナリオで防災訓練をするというような感じだ
あまりにも銃が簡単に購入できてしまう
この国のシステムに悲しみと憤りを感じる
無くすことは不可能だとしたら、
テレビゲームをゲームショップで買える感覚で
銃が簡単にかえてしまうこのシステムを変えなければいけない
亡くなられた方々に
心よりご冥福をお祈りします
卒業式
6月
こちらは卒業式シーズン
が、今年はCovid19で、どこもかしこも全ての卒業式が中止
自分が、卒業式に出て、修了証書を舞台でもらってから早1年
2−3時間のセレモニーで、正直皆のスピーチの内容すら今思い出せないけど(笑)
クラスメートと、卒業式のガウンを着て舞台を歩き
Satに2年間のNPプログラム修了をお祝いしてもらったあの時間は
とても思い出深く区切りとして必要な通過点だった
一緒に働いている看護師A
フルタイムで仕事をしながら、大学院でヘルスポリシー(医療政策)を専攻し
インターンシップでは、スイスジュネーブのWHO本部へ6週間ほどいきプロジェクトを成し遂げた
そんなAの卒業式に出て一緒にお祝いしたいなと思っていたが、中止となり
違う形でお祝いできればと思いついたのが、
『プチ卒業式@職場』
皆にプランを話したら、たくさんのドネーションが集まった
そして、今日が当日
自分は仕事が休みだったので、時間があったが、
セッティングも皆仕事(患者さん)の合間を見つけては助けにきてくれた
↑ケーキにチーズのおつまみ
ちなみに手前にあるワインボトルは、仕事中なので、
アルコールが除去されたアルコール0%の白ワイン(笑)
↓レイとフェイクで作った卒業証書
ケーキは30人分の巨大ティラミスケーキ
Aを他のナースがうまく呼び出してくれ
驚いたAに、卒業式のガウンと帽子を装着
卒業式の音楽を流し
卒業証書授与
サプライズ卒業式大成功!
Aは言葉に詰まり、涙をこらえ写真&ビデオ撮影も終わり
皆でケーキを食べながらお祝い
たかが卒業式
されど卒業式
偉業&努力を讃えお祝いする大きなマイルストーン
そんなAの修了を職場の皆でお祝いでいたことに
Mahalo
手紙&看護週間
今日、仕事をしていて手紙を受け取った
しかも封筒には「Moko」としか書いていなくて、よくこんな大きな病院で届いたなと
そして、差出人の名前を見ると
半年前に亡くなられた患者さんGの名前が。。。。。。
読んでいて、涙が溢れた
その患者Gさん、自分が大学院にいるときから誰よりも応援してくれていた、
そして、ナースプラクティショナー として働き始めた時も、誰よりも喜んでくれた。。。
旦那さんが、その患者さんの思いを書き綴ってくれたメッセージカードは
Gさんの手作り
カードを封筒から取り出すと"Congrats=おめでとう"
の切り絵のカップケーキが
先週から始まった看護週間では
毎日のようにナースへたくさんのありがとうのメッセージとともに、ランチやデザートの差し入れがあった
NPになった今も
自分の基盤はナース
ナースになったことに
大好きなナースを続けられることに
心からMahalo
ACLS認定コース
先々週仕事をしていたら、病院内に「Cord Blue」のアナウンスが流れた
Cord Blue=患者の容態が急変し、特に意識消失や心肺・呼吸停止の時などに使われる緊急コール
自分が働いてるInfusion Centerでは、がん治療薬などからアナフィラキシーショックやリアクションが
起こり、Cord Blueが使われることが時々ある
Cord Blueのアナウンスでは場所もアナウンスされるが、
そこに近い医療者特に医師やNPはすぐに駆けつけるようになっている
それと同時に、Cord Blueを専門にするチームも駆けつける
その日、抗がん剤を受け痙攣、意識消失した患者さんの元に自分がたどり着いた時には
すでにたくさんの医療者がベッドサイドで、ケアにあたり患者さんの意識が戻っていた
その患者さんが落ち着いた後、先輩NPと振り返り
「Mokoが一番近くにいる担当のNPだったらどう対応する?」と
その問いに対し、
「脈や呼吸を確認し、バイタルサインをアセスメントし、必要な緊急時の薬を投与する」
と即答えたが、
「それはナースとしてやってきたこと、それらは担当のナースが行うこと。
NPとしては、その中でオーケストラの指揮者のように、チームをまとめて、
何が必要かを指示していくことが求められるのよ」と。
ちょうどそのタイミングで、先週ACLSの認定コースを受講することができた
ナースの時は、BLS(Basic Life Support: 一次救命処置)のコースを2年に一度更新するのが必須だったが
NPでは、ACLS(Advanced Cardiac Life Support: 二次救命処置)の認定を受けることが必須
コースは、10時間のクラスで、テキストやビデオを見ながら
合間合間に実技も入り、盛りだくさんの一日だった
実技では、モニターに出てくる心電図やバイタルサインから
そのマネキン患者がどのような状態にいるかアセスメントし
必要な薬剤や除細動をかけ、救急処置に当たるという練習
一人一人順番で、チームリーダーになり、
チームメンバー(ほかの受講者)に指示を伝えるというものでとてもいい練習になった
心肺停止、VF/無脈性VTのケース、頻脈、徐脈、脳梗塞、急性冠症候群のケース
など様々で、それぞれアルゴリズムがあり、教科書についているポケットカード↓が助けとなった
一連のケースを学び、実技を行い
最後に4択式の筆記テストをうけ、80%以上で合格となる
無事に合格し、認定証をもらうことができた
このACLSはBLS同様、2年に一度更新していく必要がある
緊急な場は、とつぜん起こるもの
それに合わせてすぐに対応できるようまだまだ勉強が必要だなと
オーケストラでいい演奏が奏でられる指揮者目指して。。。
ACLSのコースでのたくさんの学びに気づきに
Mahalo
新年スタート
日本で生まれ育った自分は、
こっちにきて何年経っても
お正月はせめて3日ほどのんびりしたいな〜とおもうのは本心
ですが、
アメリカは、どこも2日から通常営業
朝焼けが少し残る綺麗な空を見上げながら
2020年への抱負を心に刻んで通勤
今日は肝臓に転移したがんの治療の一つである、肝動脈注入の手技のトレーニングをうけた
学ぶことがたくさの日々に
根気よく教えてくれるプリセプター
そばで応援してくれるRNの同僚に
mahalo
新しいがんセンター
今日今働いている病院に新しいがんセンターがオープンしました↓
各階に臓器ごとに外来のクリニックとインフュージョンセンター(治療センター)があり
今日は、3つあるうちの1つのインフュージョンセンターをオープン
個室からは、
sfウォリアーズ(NBAバスケのチーム)の新しいスタジアムと
SF湾がみえて、最高の景色
今日に向かって皆で準備を続けた
こんなにいいチームはいないと思うほど、
どんなに忙しくても、新しいチャレンジでも
皆で力を合わせて取り組めるチームメンバー
今日の朝のミーティングで、看護師長さんが
「たくさん準備してきたけれども、完璧はありえない。
問題があったら、どんどん上にもってきてほしい。そして改善していきましょう」
と。リーダーのその言葉に皆の顔がほころんだ。
実は、とてもありがたいことに、この師長さんからここでNPとして働くことに興味があるか?!と
いってもらった。
うちのがんセンターは、他の部署だと、新卒のNPは取らず、最低二年の経験が必要。
なので、師長さんのオファーは本当にありがたかった
YES!といいたかったけれども、そこにステップアップするのに、まだやりたいことがあってNOと返答
その返答も、全力で応援してくれた
最高のナースチームメンバーに
師長さん、副師長さん
そして、その他のチームメンバーに
mahalo
National Nurses Week看護週間
先週5月6日から一週間は
National Nurses Weekで看護週間
毎日のように、病院から、患者さんからのギフトがカウンターに並んだ
金曜日最後は、お昼はピザのランチ
そして、患者さんがたちが
「いつもありがとう、Happy Nurses Week!」といって
手作りのクッキーやらケーキやら届けてくれて
ナースステーションのテーブルに乗り切らないほど
患者さんや職員からナースへのLOVEがあふれていた
ナース
最高の職業だと心から思う
ナースになって、18年
楽しい時、大変なときも、燃え尽きそうになったときも
ナースの他にやりたいなって思える仕事にであったことがない
高校生の時はナースについてほとんど知らなかった
ほかの学部を漠然とめざしていた高校時代
浪人して、自分がやりたいのはどういうことだろうと見つめ直した時に
看護師という選択肢がでてきた
その時は、ナースの可能性がこんなにも無限にひろがっているとはしらなかった
がん看護をやりたいと思い、渡米するなんてことも思いもしなかった
そのおかげで、たくさんの出会いがあった
同じく看護を愛する人たちに日本でアメリカで出会えたことは最高の財産
日本でアメリカで、世界中のナースに
もうおわっちゃいましたが
Happy Nurses Week!
Mahalo
久しぶりの休暇
今日は仕事予定の朝
Satが出張なので、
朝早めにおきて、宿題を少しして、
じんちゃんの散歩にいきあれやこれや〜とやっていたら、チャージナースから電話が
朝仕事の電話がなると、大抵他の場所にフロートしてほしいという依頼だから
そうかな〜とおもってでたら、今日はキャンセルになったよ〜って
私のポジションはPer Diemというポジションで、好きなときに働けるのが学校との両立に
もってこい
が
フルタイムではないので
患者さんの数に対して、ナースが多い場合は、Per Diemの人が仕事がキャンセルになるしくみ
(今まで一年半働いて、キャンセルはこれで2回目なので、滅多にないことなのですが)
で(嬉しい?!)突然のお休みに
で、じんちゃんと再度長めのジョギングへ
じんちゃんも朝から二回もいけるとおもっていなかったし、
一人留守番にならずに済んだので、公園を大はしゃぎでかけめぐり
おめあてはこれ↓↓↓
じんちゃん
大好きなりすさん達をみつけると釘付けになり、まず静止
そして、周囲を見渡し
あとは、だるまさんが転んだ攻撃で近づき
最後は、結局りすに逃げられ振り出しに(笑)
。。。っていうのを見ているのがすごく幸せ
じんちゃんとたくさんはしってすっきりし、
終わっていなかった宿題もでき
その間、料理もできた
午後は、いきつけの
チャイニーズメディシンを専門とするマッサージ師さんに一時間施術をうけた
帰りに、これまた行きつけのパン屋さんでパンを買っていこうかなとおもったのだけれども、
午前中「栄養学」の授業のオンラインコースをうけていて、
やっぱり自分で焼くのが一番と思い
家に帰り、青汁パウダー&くるみ入りのパンの材料をホームベーカリーに入れ込んだ
ボーナスでいただいた久しぶりの休日
おかげで充実した一日
突然のお休みに
そのおかげで
体にいいことがたくさんできた一日に
mahalo
多様性を重んじる
毎年この時期、日本のがん専門看護師さんの研修プログラムを担当している
そのプロジェクトが今年も無事に終わりホッと一安心
Satもボランティアで全力でサポートしてくれて感謝の言葉をいくらいっても言い足りない
終わってみていろいろと振替りよかったことや反省点を自分なりに考えている
たくさん学びがあった中で、一番印象的だったこと↓
自分が現在働いている職場にも今回の研修でいき、師長さんと研修生のミーティングがあった
今働いている職場は、今まで働いてきたどの職場よりも最高に働きやすい
それも、職場環境&風土&雰囲気がよいからだと思う
どの人と働いても気持ちよく働ける環境に日々感謝している
今回の研修で、皆で「Healthy」な職場と、「Toxic」な職場に環境について皆で話をした
前者は、言葉通り「健康的な」職場で、
後者は人間関係やなにかが悪く、トキシック=毒々しく不健康な職場
今の職場の師長さんはここで師長さんとして働き10年が経つ
どうやって、このHealthy(健康的)な職場環境を作り上げたかミーディング中聞いてみた
鍵は「diversity=多様性」と聞いて、すごく納得した
10年前に師長さんとしてきたときは、なにかどこか色々な意味で「単一」だったそう
アメリカでは、病棟の師長さんが直接、志願者と面接し採用を決定する
この師長さん「スタッフ選びには、すごくこだわった」と
なるべくdiverseになるように
Diversity(多様性)は、肌の色もあり、それだけではない
第一言語も様々だったり、経験も様々だったり、年齢も、やりたいことも、趣味もいろんなことが違う人たちが集まる
違うからこそお互いを尊重しあえる
患者さんも、いろいろな国の人や言語、バックグラウンドが違う様々な人がくる
その多様性に対して、多様性からなるチームでアプローチするからこそうまくいく
そうすると、チームとしてさらによくなるという良い循環
日本という、同じ肌の色、同じ言語を使用する国で生まれ育った自分
その国をでて、海外で働く自分は異色の立場
州によっては、アジア人だからと英語が片言だからと差別をうけてしまうところもある
なので、この地で差別を感じずすごせることがどれだけありがたいことかと
働きやすい職場
健康的な職場
多様性が、お互いを尊重し合う職場を生む
そんな環境に
師長さんに心からmahalo
↓上記の話を振り返り、ハワイの虹を懐かしくおもいだした
7色のカラーがあるからこそ、
いろいろなカラーが合体して綺麗な虹が生まれる
10年の時を経て
今働いている部署は、二つキャンパスにひとつずつあり
今週は、いつもと違ったキャンパスのほうに初めてフロートした
今日いった治療センター
働いていてとても感慨深かった
というのも、10年前学生だったころ
学生ビザで仕事ができなかったため、
大学病院のがん情報センターでボランティアをしていた
ボランティアの仕事のひとつとして、治療センターへいき
患者さんにランチのオーダーをとりにっていていた
そのボランティアをしていたとき、まさかその場所で10年後に
ナースとして働けるなんて思ってもいなかったこと
その当時
一緒にはたらいていたフロントディスクのおばさま
いまも10年前とかわらぬスマイルでむかえてくれる
「あなたがナースとしてもどってきてくれたなんて夢見たい」と。。。。。
今日仕事をしていて、ボランティアの方がきて
ランチの注文を取りにきているのをみて、
あ〜10年前自分もボランティアをしていたなと懐かしく思い出していた
そこで大好きながん看護ができるだけで
幸せな気落ちがわきあがってきた
感謝の気持ちをわすれずに。。。。
このopportunityに
心からmahalo
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