死に立ち向かったときに、なにが生きがいをもたらすか By Lucy Kalanithi
以前、若くして転移性肺がんになった脳神経外科医Paul Kalanithiの本
『When Breath Becomes Air』についてブログに書いた
http://moko-sat.jugem.jp/?eid=1425399
その妻であり、医師であるLucy KalanithiがTEDに出演
がんと診断されてからも脳神経外科医としてメスをにぎっていたPaul
進行にともない、本と書くという自分の生きがいに徐々にシフトしていく
それを、支え一緒に生き抜いた妻であり、医師でもあるLucy
このTEDでのLucyのスピーチで印象にのこった言葉
"Living fully means accepting suffering.精一杯いきるということは、苦しみも受け入れるということ"
Paulの腫瘍内科医である主治医は、Paulにとってなにが一番プライオリティーが高いかを
大事にし、ケアにあたったと。。。
"Healthcare matches your values"=医療が、その人の価値観にあっているかを確かめながら
を読んだ時、ハッとした
現在の医療は、”患者さん中心の医療”と掲げながら
過剰で、高く、侵襲的な医療に患者自身が自分たちの価値観を見失いながら、抑えながら向き合っている
ことがある
もしくは、向き合えていないまま提供された医療をただただうけることもある
"She helped him weigh his choices. She knew that living means more than just staying alive."
=”Paulの主治医は、Paulがどうしたらいいかという選択肢をよく考えるれるよう手助けしてくれた。医師は、”生きる”ということは
ただ生き続けるということ以上のものを意味していることを理解してくれていた”
Paulが天国に旅たった後、Lucy自身が医師としてみた重篤慢性疾患をもつ患者さんのエピソードも印象的だった
"I love my palliative care team. They taught me that it's ok to say 'NO'."
=”私は緩和ケアチームが大好きだ。彼らは、”NO"といってもいいんだということをおしえてくれた。”
4人に1人が度を超えた、望まない治療を受けているというデータがあると
"Remember that you always have a choice & it's ok to say NO to a treatment that's not right for you."
=”あなた自身にあわない治療に対しいつでも"NO"といってもいいことをおぼえておいてほしい”
自分自身医療者として医療の現場にいると
医療は時に、そのひとが『病をもちながらどれだけいきたか』という長さをデーターとして示しいているが
目の前の患者さんをみていて、どこか腑におちないことがある
生きるということがどういうことか
一人一人の患者さんで違ってくるだろう
一日でも長くいきる、病気と死ぬまでとことん闘うことに生きる意義をもつひと
つらい症状が少しでもかるくなるのであれば、命が短くなってもいいと思うひと
神が導いてくれるので、死ぬことは一切怖くない、神がみちびくように生きるというひと
日々患者さんとすごしていて、本当にいろいろだとおもう
その、いろいろとしっかり向き合えるナースになりたい
生きがいをもって生きるということに
改めて気づかせてくれた
そして、生きることとは?!ということに
改めて考えることができた
このTEDトークに
mahalo
- 2017.06.02 Friday
- 人生・夢・生きる事
- 20:04
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