<< ハワイにも秋到来 | main | ハワイ州知事選 >>
2014.11.03 Monday

抗がん剤吐き気止めの臨床試験

0
    現在自分が受け持っている臨床試験は、がんの治療を目的にしたものが大半ですが
    抗がん剤からくる副作用対策の臨床試験もあります

    私が、がん看護師と働きだしたときは、
    まだまだ抗がん剤=吐き気で苦しむ患者さんが沢山いらっしゃいました

    その後、高いリスクで吐き気・嘔吐を引き起こす抗がん剤の吐き気を効果的に抑える
    薬が認可され、エビデンスに基づいたガイドラインができ、現在は多くの患者さんの
    吐き気が抑えられるようになってきたと昔と比較して思います。

    でも、まだまだ症状緩和が100%ではない
    治療でがんが縮小されても、その治療により他に副作用がでてくるしんでは意味がない

    もっともっと症状コントロールの臨床試験がでて少しでも治療をうける患者さんが
    楽になったらいいなと常におもいます!!

    現在、吐き気・嘔吐のハイリスクの抗がん剤に対しては
    5HT3受容体拮抗剤&NK1受容体拮抗剤&デキサメタゾン(ステロイド)の
    3種併用が推奨されています

    今自分が受け持っている臨床試験では、この3種にプラスして
    Olanzapineという精神疾患で使用されている薬
    吐き気を起こす中枢に作用しが効果があるということで
    プラセボコントロールで行っています

    今日1人目の患者さんが快く臨床試験に参加してくれて治療がスタートしました

    担当のナースも協力的で、
    女「患者さんの症状の手助けになるかもしれない臨床試験、ぜひ協力したい」と

    患者さんだけではなく、医師&ナースの協力なくしては、臨床試験はスムーズにすすみません
    お互い協力し合える関係ができることが大切であると日々感じます
    全ては患者さんのベネフィットのために

    日々感謝の気持ちをわすれずに
    Mahalo










     
    コメント
    コメントする








     
    この記事のトラックバックURL
    トラックバック
    Calendar
         12
    3456789
    10111213141516
    17181920212223
    24252627282930
    31      
    << March 2024 >>
    recommendation

    看護留学へのパスポート (シリーズ日米医学交流No.16)
    Selected Entries
    Categories
    Archives
    Recent Comment
    Recent Trackback
    Recommend
    Links
    Profile
    Search this site.
    Others
    Mobile
    qrcode
    Powered by
    30days Album
    無料ブログ作成サービス JUGEM